空色のパンフを使って

空憲法改悪阻止闘争本部事務局長に聞く

教宣部・・全法務は今年度も、憲法改悪阻止闘争本部を設置し憲法改悪阻止に向けた運動を進めるとしています。そこで、闘争本部新事務局長の空副委員長に、憲法「改正」をめぐる情勢や、今後の取り組みなどについて聞いてみたいと思います。
空・・これからよろしくお願いします。政府は選挙での大勝後、郵政民営化の次は憲法の「改正」と位置づけ、強引に改憲を進めようとしています。衆議院に「憲法特別調査委員会」を設置し、憲法の改正に必要な「国民投票法案」を協議を行い、来年の通常国会で成立させるとしています。また、自民党は今年の10月末までに党憲法改正案を発表するとしています。
教宣部・・改憲勢力は改憲を何としても行いたいとしているようですが、その目的は何ですか。

目的は第9条

空・・改憲の主な目的は第9条にあるのです。とくに第二項を改悪して、自衛隊を軍隊として位置づけ、日本を「戦争をする国」へ変質させようとしているのです。しかも集団的自衛権まで踏み込み、アメリカと一緒に戦争ができるようにしようとしているのです。
教宣部・・それでは日本が、アメリカの戦争に巻き込まれる可能性もあり、大変な問題ですね。やはり平和な日本に暮らし続けたいですね。そのためには私たちは何をしたらよいのでしょうか。

まず学習を!

空・・今でも憲法9条改憲反対の世論は国民の過半数を超えています。ですから改憲勢力は、本当のねらいを隠して改憲を進めようとしているのです。それに惑わされないためには学習することですね。常に正確な情報や日々変化する情報などを学習することで、知識として身につけなければなりません。そのためにまず、配布した空色の国公労連憲法学習資料NO1を、職場で仲間と読み合わせて下さい。
教宣部・・何事も学習ですね。そしてそれをどう活かせばよいのでしょう。
空・・改憲を許さないためには、改憲反対の世論づくりが必要です。私たちが学習したことを家族や職場など、身近な人たちに話しをすることです。そこから発展して、中心となって運動する仲間を集り、「職場9条の会」などを結成して、市民運動的な運動で世論を広げたらと思っています。 
教宣部・・大きな構想ですね。もっと私たちが簡単に参加できることはありますか。
空・・うーん。そうですね。今後提起される「9条改悪反対署名(仮称)」への署名や、各地で開催される学習会や集会に参加することも、改憲反対の世論づくりの一翼となりますね。要するに私たち一人ひとりが、この日本をどうしたいか考えることが重要ですね。


空色のパンフを示す空副委員長